詩の日めくり 二〇一五年四月一日─三十一日/田中宏輔
水の意味がふりかかって
きゃあ、きゃあ
さわいでる。
〇
ぼくは、きょう、本棚の意味について考えて
部屋の意味について考えて、うえに掲げたものを考えついた。
書き終えてから気がついた。
呼吸ひとつするあいだ
いや
瞬間、瞬間に
物理化学的に
ぼく自身が変化しているのだから
なにもしないでも
部屋の意味も変わっているはずだということに。
そうだった。
何ものも変化することをやめない
というのが不変(かつ普遍)の法則だったはずだと。
ううううん。
もうクスリのんで寝なくちゃ。
で
あしたから、通勤電車や勤め先で書
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