詩の日めくり 二〇一五年四月一日─三十一日/田中宏輔
胸の奥ふかく、いつも離れぬその波の音をきく。
(イエーツ『インスフリー湖島』尾島庄太郎訳)
あのみぎわの波の音がきこえてくる。
(イェイツ『インスフリー湖島』尾島庄太郎訳)
〇
ばらばらにしか天国は存在しない
(エズラ・パウンド『詩篇』第七十四篇、新倉俊一訳)
そういえば、地獄だってそう。
だって、人間、ひとりひとりが、天国であり、地獄なんだもの。
〇
須磨の源氏、
(エズラ・パウンド『詩篇』第七十四篇、新倉俊一訳)
〇
規則を破ったこの人たちにみられる
愛のわざこそ最も価値がある
(エズラ・
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