詩の日めくり 二〇一五年四月一日─三十一日/田中宏輔
、酒本雅之訳)
ホイットマンのほうは、語意がそのまま使われていて
ディキンスンのほうは、より象徴性を含ませた表現になっている。
たまたま、「原子(atom)」が使われている詩を読み比べてみただけだけど
男性性と女性性の違いをはっきり感じ取れた。
これは、一つの単語で、そういうふうに思ったのだけれど
多くの言葉の受容と表現において、男性性と女性性の違いが見られるような気がする。
これは、この二人の詩人に限ったことなのかどうかは、ぼくにはわからないけれど
また、一つの単語で比較しただけだけど
たまたま自分で出した例に、自分で感心するのも変に思われるかもしれないけ
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