詩の日めくり 二〇一五年三月一日─三十一日/田中宏輔
 
James の Touch Down を聞いてたら、20才ころに付き合った、1つ上の男の子のことを思い出してしまった。朝に、彼の親が経営してた大きな喫茶店で、二人でコーヒーを飲んでた。大坂だった。まえの夜に、出合ったばっかりだったけれど、ああ、これって青春だなって思った。どんなセックスしたのか覚えてないけれど、そのまえに付き合ってたフトシくんのことが思い出される。ラグビーで国体にも出てた青年で、ぼくより1つ下だった。SMの趣味があって、彼はSだった。ぼくにはSMの趣味がなかったから、セックスは合わなかったけれど、いまでも覚えてる。かれの声、「お尻、見せてくれる?」20才くらいのときのぼくは、「やだ
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