時々、思うこと/番田
く、親の金で学校の行事としてそこに行っていた。僕は、そこで日本では見られないような長いガムを、買って食べた。ファッションの、有名な、学校があった。それに、地下鉄に乗っていると、独特の雰囲気に外国に来たのだということを、感じさせられた。僕は時々英語を使うことができた。しかし、外人に、僕という人間があまり受け入れられていないということも、しかし、同時に感じていた。僕としては、アメリカのカルチャーがかっこいいと思っていたのだが。そういった感覚は、しかし、この国で生きていくには、かえって邪魔になるのかもしれない。アメリカのカルチャーを知るということが、僕の感覚からアメリカ自体を、遠ざけていたのだろう。しか
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