きみと朝食/津煙保存
られた
二人(祝のような)一歩を
仰向けの裸ん坊は
見開く天井の下
今朝はシーツにくるまる
山の凸凹であった
いつまでも
ぐにゃぐにゃ
ぐにゅぐにゅ
であった
その股にトランクスを
その細長き両脚にブルーのジーンズを
その白桃の掌からチェックの赤いコットンシャツを通し
その踵に靴下を
この床の上
ぎゃははは)ころんと仕上がる
オーブンを開き
食パンを乗せ
メーカーより注ぎ淹れたストレート
テーブルの上のカップ
ぎこちない
きみの
若い手が運ぶ
カーペットの上
テレビの前
ほやほやの
ハムエッグかじり
カリカリ
砕
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