詩の日めくり 二〇一五年一月一日─三十一日/田中宏輔
 
には
序文も
後書きもない。
第一詩集は例外で
あれは
出版社にだまされた部分もあるから
ぼくのビブログラフィーからは外しておきたいくらいだ。
ピクルスを食べたあと
ピーナツバターをおなかいっぱい食べて
口のなかで
味覚が、すばらしい舞踏をしていた。
ピクルスっていえば
ぼくがはじめてピクルスを食べたのは
高校一年のときのことで
四条高倉のフジイ大丸の1階にできたマクドナルドだった。
そこで食べたハンバーガーに入ってたんだった。
変な味だなって思って
取り出して捨てたのだった。
それから何回か捨ててたんだけど
めんどくさく
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