詩の日めくり 二〇一五年一月一日─三十一日/田中宏輔
 
ゃなかったの?


二〇一五年一月二十七日 「いやなヤツ」


しょっちゅう
烏丸のジュンク堂でチラ読みしてたのだけれど

いいなあとは思っていたのだけれど
雑誌のアンケートがきっかけで買った
パウンドの『ピサ詩篇』
やっぱり
とてもいい感じの詩集だった。
ああ
なんでSFみたいなものにこの4、5年を費やしてしまったんやろか。
時間だけやなくて
お金も、そうとう、つぎ込んだけど
あほやった。
歴史に出てくる人物とか
詩人とか
そんなひとの名前は、わからんものも多かったけど
言葉の運び方がいいので
ぜんぜん気にならず
[次のページ]
戻る   Point(15)