詩の日めくり 二〇一四年十一月一日─三十一日/田中宏輔
 
」という訳には抵抗があるなあ。
堀口さんの訳が耳にこびりついてるからかなあ。
まあ、単なるメタファーなんやろうけど。
たしかに、微妙なメタファー。
そうだなあ。
たとえば
名詞の ruin なんてのは、ひとには使わない単語だけど
使うとしても、one's ruin って感じでだろうけど
He was a ruin.

彼は廃墟だった。
彼は破滅だった。
ってメタファーとして使えるってことやね。
たしかに、詩的な感じがするね。

すると、また剛くんからコメントが

嘘そのものってことね。
たんに
不定冠詞の un
数形容詞の
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