きみの詩がわたしの中で温かくひかったように/水宮うみ
にセミ捕りをしていた人と待ち合わせする
走り回りいつでもわいわい喧しいあいつの季節はいつだって夏
こどもの頃 絵本は詩的な文章がたくさんあって わからなかった
ケースの中 ねむる眼鏡の見る夢は私の夢と似てるだろうか
生後3ヶ月の猫がいるゲージを笑って見てる みんな見られてる
黄昏時は表情が見えなくて、登場人物みたいに想う
日差しに照らされるような眼差しを向けられ照れて日かげへ向かった
飼い猫に手を噛まれたら無言で手を引きじっとして追撃を避ける
詩のように深々と降る冬の中 ポエムを書いてポ
[次のページ]
戻る 編 削 Point(3)