オカルトとゴシップとビジネス、我が物顔のコミック/ホロウ・シカエルボク
にはそうやって溺れてしまう…海底に辿り着こうとする、水圧や、酸素の問題をクリアして…時々そんなことを目論んでいるような気がする時がある、黙って背中を押してくるもののことは正直なところよくわからない、ただ衝動に任せて向きを変えてしまうだけだ、でも知ろうとすればするほど、それはより遠いものになってしまうだろう、そもそもわからないものだからこそ、そうして求め続けることが出来るというものだ、真夜中の街を歩こうと思った、今夜は多分上手く眠ることが出来ないに違いない、もう酒を飲ませる店だって明かりを消す時間だ、下らない人間はタクシーに乗って素晴らしい我が家へ帰っていくー働いて、酒を飲む、そんな暮らしを幸せと呼
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