Memory Trains?「岡山駅」/SDGs
を利用して郷里の徳山に行くことがたびたびだったため、今回も「筑紫」だろう、と思っているにすぎない。
その後調べてみると急行「筑紫」は下関駅10時12分発。博多発東京行きだ。10時12分の列車をなぜいつも利用していたのか。それの理由もわかった。父の仕事は午前2時ころから始まり、8時には一息つく。だから乗る列車はおのずと決まってくる。「筑紫」だ。昭和31年頃には山陽本線には一日に特急が二本(昼行一本、夜行一本)と昼間急行も二本だ。時間を有効利用するには「筑紫」しかない。
さらに調べてみると「筑紫」の岡山到着は午後5時45分。岡山発は5時55分。確かに10分間停車している。やっぱり父か母かが
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