詩の日めくり 二〇一四年六月一日─三十一日/田中宏輔
 
つしてたから、ぼくも大胆だったのだろうけれど、いくら酔っぱらっていたからって、そうとうひどいよなと、猛反省、笑。

二〇一四年六月二十三日 「こころとからだ」

 自分ではないものが、自分のからだにぴったりと重なって、自分がすわっているときに立ち上がったり、自分が立ち上がったときにすわったままだったりする。
 自分のこころが、自分のこころではないことがあるように、自分のからだもまた、自分のからだではないことがあるようだ。あるいは、どこか、ほかの場所では、立ったまますわっていたり、すわったまま立っていたりする、もうひとりかふたりの、別のぼくがいるのかもしれない。

二〇一四年六月二十四
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