あと3時間で死にますので、その辺よろしくお願いします。(短編小説)/月夜乃海花
と、2人目の子も面白かった。何あれ、まるで新人の店員さんみたい!」
店長は苦笑いをする。
「あれは御社が『新人型アンドロイドを開発したから実験しろ』って仰ったから使っただけで__。」
「あれは良くないわねぇ。周りの客、ってかサクラだけど笑い堪えてたもん。怪しまれるかヒヤヒヤした。」
「申し訳ございません。」
「いいのよ。今回、色々とわかったから。報告書、書かなきゃー。でも、今回の奴は嫌いだな。私のこと、ずっとミツキミツキって。最初誰のことかと思ったら、水樹さんをミツキさんに聞き間違えたのかなぁ。色々開発に文句言わないとダメね。商品化したら、クレームものよ。『このアンドロイドは私の名前すら
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