あと3時間で死にますので、その辺よろしくお願いします。(短編小説)/月夜乃海花
ず心が惹かれていたのだ。
「と、いいますと?」
「ですので、私たちが残り3時間で死ぬという件です。」
「はぁ、そうですね。では説明をいたします。」
ウエイトレスは特に動揺した様子もなく、メニューを紹介するかのように説明をしようとする。
「そのまま3時間、正確には2時間56分でお客様は死ぬということです。」
「いや、だから何を言って__!」
俺がウエイトレスの胸を掴もうとした時
「その辺、よろしくお願いします。」
ウエイトレスの身体がまるでロボットのように倒れていった。良く見ると口から泡を吹き出している。
「ねぇ、ちょっと!」
話しかけるも返事はない。息はしていないところか、目
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