僕と誰かの狂詩曲(ラプソディー)/月夜乃海花
ならない』という想いがあの人を殺したのだと思います。」
涙を流す女性。僕には何も答えられなかった。
………
Starting Rainy is Quickly Pity
こんなに容易く雨が降ってしまうのは
さ
「最初からわかってたんだよ。お前は俺を騙してたんだろう?」
男は銃を女に向けている。
「俺はお前のために、どれだけの事をしたと思っているんだ!」
ひたすら女の顔面を殴る。
「お前なら、やっと俺を認めてくれると思ったのに。どうして!」
し
「仕方なかったのよ。だったらどうすればよかったというの?!」
女は叫んでテーブルに置いてあるワインの瓶を男に投
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