僕と誰かの狂詩曲(ラプソディー)/月夜乃海花
さでは短編小説みたいになってしまっているけれどもプロット的には小さなエピソードをまとめる。それが1つの曲になる。狂詩曲(ラプソディー)って知らない?確か、数年前にとあるバンドの曲で」
「だから、僕は__。」
「黙りなさい。天使もどき。」
よ
「要するに、私は貴方を『綺麗な少年天使』として描き、貴方へ解答を求めるつもりでした。」
「解答?」
「このアルファベットの順で考えていけば、最後のAはどうなるかわかるでしょう?」
ああ、彼女は悪魔だ。僕らは何も抗えない。
これが作品の中の感情を持つ僕らの運命だ。
書くものに創られ、殺される。神なのはそっちだろう?
………
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