僕と誰かの狂詩曲(ラプソディー)/月夜乃海花
 
さもそれ以上に__。いえ、何でも。私の役割は終わりましたから。」

どうして、君の目はそんなに哀しいのだろう。
君、いや君は貴方、か?
おかしい。こんなはずでは。
まさか。決めてあった台本とは異なり過ぎている。

………

EnD.
顛末


「やめませんか、こんなこと。」
「こんなこと、とは?」
「最初聞いていたようなストーリーと違います。」
「というと?」
「僕は貴方のために様々な人たちの生き様を見てきました。そして、その話を貴方が巧く纏める、違いますか?」
「そうでしたね。でもさ。」


「夢は長続きしないのですよ。確かに今回の詩、いやこの長さで
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