詩と詩文(秋の感慨)/道草次郎
んなどこ?
どんぐり五つ
みんなどこ?
どんぐり六つ
みんなどこ?
どんぐり七つ
みんなーどこー?
どんぐり八つ
みんなぁ、どこぉ?
どんぐり九つ
こーこだよ
どんぐり十!
「詩の生成など」
今、いささか頭が痺れている。それから頭痛も。帰宅するなり今をたけなわと庭に咲き乱れるコスモスの一輪の花びらを見た瞬間に詩の雷に打たれてしまう。慄然として、これははやく書かねばと焦りながら早々に顔を洗いうがいを済ませると、さっさと部屋に籠ろうと企てる。
と、そこに母から一声。今日、竹内まりやの歌を聴いたとのこと。ひとしきりその感想を聞くことに。頷くために部
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