9月1日 曇り時々晴れ/道草次郎
 
つくからやめた。だいたい読み手にとってそんなこと何になる?つまらない話しさ、まったく。

ゴシップがあればいいんだが。人間の欲しいのはたくさんのゴシップと、ほんの僅かなの倫理だよ。しかしゴシップというのは、これを得るには家でじっとしていたら無理だ。出掛けて言ってちょっとした悪さもしないといけない。まあ悪さは難しいか、だったら夜の街にくりだしてこんな時節ではあるが、性的な愚かなことの一つや二つしければなるまい。性的なこと?そう、それが如何に儚いかを知るためにこそそれに塗れてみなければ。しかし、ぼくにはそれをする元気もないし、金もない。幸いにも。

うつくしいものを、探したい。泥がうつくしいな
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