稜線/山人
 
オコシという草などが繁茂し、道であったであろう場所がほぼわからない。だいたいの位置関係がわかっているので、さほど苦労はしなかったが、歩いたことがない人が踏み入ることは無理であろうと思う。分岐まで着き、刈り払い機をデポ。翌日もその場所から続きを行うも、目標も鞍掛峠までは至ることは不可能と考え、午後二時過ぎに作業をやめ帰路に着いた。
 この頃からであろうか、脈抜け(期外収取不整脈)が頻発し、作業中よく発症した。四月末の心房細動の術後、特に脈抜けパターンの不整脈が多くなっている気がするのだが、ここにきて暑さが激化し、負担が増しているのだろうか。その不安に駆られながらも作業を続けた。
 疲れも癒えぬ間
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