恋昇り6「明日の朝またおはようと言うために」/トビラ
なり異常者に狙われるのは、さすがにおかしいよな」
え?
かわ?
え?
そんな風に思ってたの?
というか、連座もなに当たり前のように頷いてるの?
え?
なに?
なんで、そんな普通に話し進めようとしてるの?
いや、止めなくてもいいけど。
ああ、もう、黙ってしまった私を、そんな不思議そうな顔で見るな。
「どうした?」
菜良雲が無神経に聞いてくる。
「別に何も」
ああ、変にもにょもにょ言ってしまう。
これは突然変なことを言う、二人が悪い。
とくに菜良雲。
菜良雲のくせに。
「その異常者、ただの異常者として考えるには、異常すぎるな」
そう、それ、連座、それ。
「とは
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