幽霊たちとの対話週間/アラガイs
「何処の誰だかわからないのでいらいらしてしまう。
何処の誰だよ、とわかればもっといらいらするかも知れないね
見慣れた表情で、毎度違う話を持ってくるのは狸たち
、狭い世界だな。とかいう伝えきれなかった世間話し」。
色のない布きれで藪を覆う
忘れた表情の声が聞こえる
笑うような言い争うような話し声
それほど深い知り合いでもないのにさ、いつまでも残る
二次元との狭間 縦糸が狭苦しいのは世間を知らないからなんだよ
また死んだ。たぶん死んだ。とっくに死んでしまった。
まだぬくもりが冷めないんだよね
それは、単にわたしの栄養不足でしょう
午前三時
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