幽霊たちとの対話週間/アラガイs
三時から五時半まで眠ります
そのうち七割は新しく物語を作り続けるのです。
それから九割を忘れて一割に目覚めるのが今日のシナリオ
役者はほとんど同じ顔ぶれのまま背中は今も呼吸している
回転速度が薄い空気を貫いて
無闇に眺めた地平線には終わりもないのです
夜という時刻を区別するのはあなた方だから、
ほら、灯りを消しては、こつ、こ( つ、と、音が聞こえてくるのが合図
でした。
できるだけ縛られないように、レミファソラシドレ
ひきづられたという場面にも手脚が対話を蹴り上げる、今日、
、肉体は、 コン、コン、)ん、とここにある
瞼よりも 挨拶
を酷使するよ、と書かれてはならないのです。
「 っていうか、いつまでも書き出しの言葉を気にしてる。
配役が同じ顔ぶれ、物語が変わらないからなんだよね。 きっと 」。
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