あなたがわたしの近くや遠くにいる (長いので途中からでも途中でやめてもOKで.../ふるる
しな場所で停まっている
雪に抱かれた光る細長い箱
静かで外も暗く冷えて
まだ、動く気配はない
雪の匂いのせいで眠れもしない
虚無の指先のような匂い
手を繋ぐことで約束したような気持ちになった
言葉では表すことのできない約束をした
よいものをあげよう
渇いた喉を潤すものをきっと
それが何か今となってはわからない
ずいぶんと待ちました
遅くなってすまなかった
いつも遅れてしまうのは橋があるからだ
渡るときは身体が浮いているので
いつもおぼつかない
目覚めと夢の間を渡るときもそんなふう
夢で見る君はいつも微笑んでいる
こちらは見ないで
君が僕の近くや遠くにいる
想
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