あなたがわたしの近くや遠くにいる (長いので途中からでも途中でやめてもOKで.../ふるる
 
り降りたりできるのは螺旋階段のしくみ
かりそめの繋がりでもあればいいのだと言う
想像もしていなかったことが次々と起こり
みんなはかわいそうだったけれど
耳をすませば
夜が溶けていく音が聞こえた
優しい音だった
雪が自らの重みでゆっくり落ちるような
いつもどうりで良かったのに怖がってしまった
私たちの微かな寝言はほとんど聞き取とれず
ぱらぱらと散らばって行ったけど
それでよかったのも
不安ばかりつのって身体は小さくなって
ハンカチに包まれるほど
紺色のハンカチには星たちが描かれていて
顔に乗せれば宇宙に浮かぶ
冷たいほうき星や赤く燃える星
垂直に落ちる銀河
一つ一
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