四月はプリムローズの寝床から/トビラ
暴言の嵐の夜
目を閉じれば
声だけでつながれる
そんな希望にみちていて
指をすべらせ、開くネット
君の発信する信号探しても
近づけない距離だけが横たわる
言葉、交わしたことはなかった
だけど、想い寄せあった
ふれあわせた心がにじんだ
とけた端がつながって、境目がなくなった
君の想いがながれてきて
僕の想いは君の中にながれているのかな
プラトニックなんて言葉は不潔だ
好きだから、君の全てがほしいんだ
君の体も心も人生も、全部
僕のものにしたいんだ
僕なしでは生きられないくらい
愛してダメにしたいんだ
本当は君の生活と人生を想像しては
嫉妬して、
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