Birthday Cake/ツチヤタカユキ
 
爆発させたような、狂気が宿っていた。
シオンには、ずっと狂気を閉じ込める入れ物が必要だったのかも知れないと、ルカは、その時思うと同時に、シオンはようやく、本当の居場所を見つけられたんだと思った。

「具合はどう?」
病室の中に投げかけたルカの言葉に、シオンは振り返り、こう答える。
「ああ、・・かなりマシだ」
シオンの話し方は、以前とは違って、穏やかな口調になっている。
ずっと張り詰めていた緊張の糸が切れて、本当のシオンが現れたみたいで、ルカは、やっと本当の意味でシオンと、再会出来た気がした。

ルカは、病室の中を見回して言った。
「こんなにたくさん、描いたのね」

「ああ・
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