血塗れの船で果てしない海を渡れ/ホロウ・シカエルボク
ところで、面白いことなんてこの世の中にはそうそうありはしない、だから、同じことをずっと続けてしまう前に少し視点を変えてみるんだ、そうするともう一度同じことをしたときにも新しい発見がある、俺はさ、やり続けるってそういうことだと思うんだよな、スタイルっていうのは結局イメージに過ぎないんだよ、スタンスは限定されるべきじゃないんだ、一本の木に一本の枝だけが生えるわけじゃない、そうだろ?様々な方向に、様々な意味を持って伸びる枝がある、そして、それらのすべてで呼吸をしているんだ、そのすべてが現実であり、そのすべてがそいつ自身だ…俺の言ってることわかるか?逸脱を怖がるなよ、軸がブレない限りそれはお前のものだ、意
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