血塗れの船で果てしない海を渡れ/ホロウ・シカエルボク
にならないものさ、俺が考えることはただひとつ、リズムを壊さないなにかを代わりに当てはめるだけ、それでたいていのことは真理のように輝いて見える、意味は考えないところからだけやってくる、無意識の思考の邪魔をするべきじゃないよ、そのことだけは少し声高に言っておきたいんだ、何の為にそれに手を付けたのか?認識出来ない領域の手掛かりを掴むためじゃないか?指先が動くままに任せておくことだ、綴ることを止めるな、意味は理由はあとからついて来るものだ、そうして見る夢はとても鮮やかな色をしているよ、原色の美しさじゃない、すべての色が巧妙に交じり合ったちょっと例えられないコントラストさ、見るものによっては吐気をもよおすよ
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