アラウンドアバウトミッドナイト/ホロウ・シカエルボク
もないんだという顔をして生きている
ぼくが時々愚かにも
比較的判りやすいやりかたでそれを示しているのにも関わらず
あーぼくは別にメッセンジャーなんかじゃない
アジテイターでもないし運動家でもない
えーとなんていうか趣味でやってるものです
趣味の定義なんてここでは大した問題じゃないからね
作品なんて比較的自由な存在なんだから
裏の窓を開けてみようか
明るくない景色ばかりの窓を
真っ暗な夜に駆け抜ける電気自動車
あれは最新型の人魂だよ
まったくどうにも目が追っつかないね
いちばん最初の理由ってなんだっただろう?
だいたいみんなそのことを忘れてしまう
頭で考えな
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