201912第三週詩編/ただのみきや
 
ものとなったり

最もかけ離れたところにいる
わたしは進化論を否定する
神話を愛しながらやはりそれも否定する



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神話は今の世界の在り様を
遠い昔の神々の奔放な振舞いによって説明する
過去が現在に?がっているのは自明だが
その過去が現在(神話が書かれた時代)の創作なら
現在が過去を創作し
その創作により現在の在り様が
ある種の諦念も含め受容せざるを得なくなる
権力の正当性や国の安定などの意図もあり
口伝の昔話などが編集されて
ある程度体系だった神話は形作られる
そう ある程度
神話は宗教とイコールではないから
神学を持つ必要がない
つま
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