比喩はままならぬ/アラガイs
巡らせてみる。そっと後付けにしても当てはめて考えてみましょう。
赤いとは何かのシンボルマークでもあり、それに太陽の核融合及び分裂。そして地球のほぼ七割を占める海の航路に君臨する最大の哺乳動物でもある鯨。鯨、鯨とはひょっとして潜水艦のことではないのだろうか?という、まったく根拠もない臆測が想像に変わり脳裏をよぎってきます。それは何処かの国家の潜水艦を比喩しているのではないか、とも推察できるのですが、もちろん正解は用意されていない。
このようにイメージに置き換えることができるならばまだマシなほうで、これがどうにもこうにも手には負えない比喩も詩には存在します。
そうして読み手は前後の文章からイメー
[次のページ]
戻る 編 削 Point(3)