晩鍾、狂ったように木魂するさなかで/ホロウ・シカエルボク
 
きことじゃない、やりたいことなんだ…肉体はリズムを持っている、それがある限りは書き続けるだろう、そこには規則などない、俺は自分の書くものについてこう考える―それが詩なのかどうかなんてどうだっていい、とね―極端な話、それがまるで詩だとは思えないようなものでも構わない、俺が欲しいのはポエジーだけだから、俺が見せたいものは…もうずいぶんとたくさんの詩を書いた、たったひとりのために書いたものもあるし、インターネットにばら撒いたものまで、さまざま―いくつかの詩は誰かを動かしたし、いくつかの詩は誰にも相手にされなかった、だけど、もしもいまここで命を落としたとしても、数少ない誰かが俺のことを語ってくれる、それだ
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