わたしにとってあなたは/余韻
2019.10.10.
あなたはわたしのたったひとりの亡友だったと
悲しみとは時に時間差で襲いかかってくるもんさ
まんまとわたしは気が狂い死にたくなった
繋ぎ止める日常の命綱 あなたの微笑みがまだ思い浮かぶうちはと
肥えても肥えても痩せ細っていく心
集めても集めても空しいだけだった
ほらいつまで経っても 宝箱はからっぽのままじゃないか
あぁすべて薙ぎ倒してでも見届けたいのに
何万人の血をぶちまけたらいいの
もうすぐこの世界が終わるという それが定説らしい
ここ何百年の話というけど
あの教科書は何処へ仕舞ったままなんだろうね
とはいえ探したりはしない なんとなく
[次のページ]
戻る 編 削 Point(0)