クララ、貴女に会いたい/日比津 開
 
青年ブラームスが現れ
貴女に思いを寄せていく
貴女と夫のシューマンは
まだ無名のブラームスを
世に送り出す努力をしていく

しかし一方、夫の音楽家としての活動は
精神の病、薬によって齟齬をきたし
遂には病院に隔離され
子沢山の貴女は家族を守るため
ピアノの演奏旅行の日々を送ることになる

そして、夫の死ー
父に断固として反対された結婚
幸せだった時期は
どのくらいだったのろうか?

シューマンは貴女と
ようやく結婚できたとき
歌曲の名曲を次々と産み出したという
そんなエピソードが好きで僕は
貴女が憧れの女性となった

たとえ、精神が病んでいっても

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