星と星/la_feminite_nue(死に巫女)
 
しのように身体が燃え尽きていないからだろうか。無限の燃料をその身に蓄えているからだろうか。あなたという人は恐ろしい、その透明な炎がすべてを覆ってしまう。わたしは燃えかすのような薪の一片にすぎない。さすればあなたは原子の輝きだろう。身の内にすべての力を宿している。透明な炎が人に触れる時、触れられた者はどう戦慄するのだろうか、それとも澄明な安らぎに包まれるのか。沈黙の湖、嘘の水辺にあって、わたしはわたしの火を消す霧雨を探している。あなたは炎であって、やがて自ら燃え尽きようとする、恒星のような存在だ。引き付けられた者は、遊星のようにやがてその周りを巡り始める。やがて潰える炎、無限とも見える時間を燃え盛る
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