【詩を書くのを忘れてしまわないススメ】/043BLUE
 
はないかということです。

 絵、言葉、音楽などによって「自己」を表現することは精神的成長に欠かせないものであると思います。必ずしもそれらを職業とすることが目的でなくても、子供にとっても、大人にとっても、それらの芸術表現をいくらか身に着けることは「自己を捉える」のには依然、有効ではないでしょうか。

 いずれにしても、より大きな「世界」「集合的無意識」を捉える程の技術や表現力は、それを続けることでしか身に着けることができないのではないだろうか。結局は「己」を捉えるということを辞めたところからは「自立」した言葉は、生まれないのではないかということです。自分の歌の下手さに飽きたからといって
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