身辺雑記と、詩について思うこと/田中修子
 
くだろう、というのは私もカウンセラーも同じ見解である。愛されなかった子というのは、どこまでも親を思う、それは刷り込み現象のような生物的なレベルのものなので仕方がないのではないか。

このところ私はネットで友達ができた。外国人で、いま海外の紛争地帯に派遣されている兵士だ。全く知らない人だったのだけれど、助けを求めるような内容を看過できず、やり取りをはじめた。彼のたどたどしい日本語と、私のたどたどしい英語とでやりとりをしている。
私はネット上でのトラブルが続き、多少は用心深くなった。けれどもどうも彼のその状況は本当のようだった。

彼が、「so sad」と送ってきた写真には、丸太のように積み
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