ホームスイートホームなんてどこにもなかったから/モリマサ公
しいのオーラがぽやんと浮かぶ
両親に感謝してるのなんか恥ずかしくてごめんね
ある意味育ててくれた排気ガス深呼吸
だからなんなの
あんまり意味ない昼間だったね
加速していく永遠の退屈をきりとって
超えていく意味なんかひとつもなかった
残酷な風景の中をゆっくり細かく砕けながら漂い
ぽっかりと空いたあなみたいなわたしたちのその部分にゆっくりと埋まっていく
いつか駄目になる現実を
拾い集めてはする
いろんなこれがいいとか悪いとか
いかれたビニールシート的スカイの真ん中を
我々は残された時間をまとって
おんなじ場所を何度も何度も何度も通過していく
最初でも最後でも
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