複雑性PTSDという病、メンタルハラスメントにあってからの再発と回復/田中修子
 

正常と異常というものがある。正常な人は、異常との間に大きな壁を置き、異常者を収容所のなかに押し込め、特別という焼き印をおす。あちらに行った人は、おかしいひとなのだ、と。そして、壁の向こうで起こっていることを、自分にはほとんど関係のないゴシップとして扱う。……しかし、頭痛やめまい、腹痛などのストレス性のものを含めれば、この世に完全な健常者などいるだろうか。

たとえば今回私やその他の女性に嘘をつき、悪態をつき、無視をしている「善良な」人々は、いったい「何者」なのだろうか?
私はこの人たちが、自称・文学をやっている人々ということに驚く。彼らはおそらく、最も、文学とは縁遠いところにある人々だろ
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