痴情のもつれじゃありません 平川某氏と私のあいだに起こったこと、あなたはわたしのネタになる宣言等/田中修子
ている人間だ、と直感した。彼らの行く先々で、特にもともと精神的な何かを抱えている人々たちの人間関係が断裂されている。私は当初、狭いこの現代詩界という場所で、ひとびとがお互いに不信を抱いている状態がいったいぜんたいなんなのかと思っていたし、愚かにも文学極道ツイキャスはそれらの断絶状態を打ちやぶるものだと思って宣伝してもいた。違った。少なくとも彼らこそが現時点での現代詩界での「壁」である。ただ、「なれ合いこそが筆を弱くする」ともやっとわかってきた。私は症状が悪化しいい子をできなくなってから、表現が尖ってきた。このように孤立し喧嘩し争ってこそ、筆は鋭くなるのかもしれない。
そう、私は生まれつき孤絶し
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