『ぼくと猫のフーの冒険』/beebee
根を軽く引っ張って見まし
た。
「いてっ。」と声は言うと、葉っぱと葉っぱの間から大きなくちば
しが出て来て、コツンとぼくの頭をこづきました。
「痛い。」と今度はぼくが言うと、
「いたい、だろ。」と別の声が言いました。葉っぱの間から出て来
たのは、青いオウムでした。
「オウムくん、見つけた。」とぼくが言うと、
「綺麗なオウムさんを見つけた、でしょ。」と青いオウムが言いま
した。
「冒険の仲間にしてあげるよ。」と猫のフーも言いました。
オウムはぼくの肩に停まると、ぼくは探検隊の隊長らしくみえま
した。
「じゃ、出発、出発。」とぼくは言いました。
「じゃ、出発、出発。」とオ
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