だいじなことはそこにあること/秋葉竹
 
めの鐘は鳴る。
あちこちの
不幸を踏み台にした
選ばれた幸せが訪れるとき

最後には
見つめ直す心のカタチを
ハートにしてくれる。


鐘は鳴る。


そこにはお金さえあれば
汚い笑顔ができる
みたくもない星の瞬きがみえる。


鐘は鳴る。


落花盛んな桜の下の歌声が聴こえる。


鐘は鳴る。


輝いているのに
そんなことより因果律の糸でからまる
現実をみせろとか
どうせ関係ない夢物語さと
白いてのひらを諦めてみている。


鐘は鳴る。


天使のふりをする。


鐘は鳴る。


嘘ばかり降り積もる。


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