ある日のえんばー6/若乱
 
(足が細すぎる)に思え、橋の下でだるだるの学ランみたいな作業服に着替える。なんか物語のセリフがばーばー流れてくるから気分的にもったいなく思えてスマホに書く。大きな荷物背負って都会の中惨めなかっこでスマホに何やら書いている明らかに怪しい、かわいそうな午前中であった。
あまり覚えていないが、かなり黙々と歩いたと思う。
豊橋あたりから、浜松あたりまではあまり人のいない工場地帯、といった感じ、においも結構、そんな感じで、でかでかとトラックの運転手の募集をしていた。
ゆるゆると、しかし大変な坂道で、曲がりながら進んだ。工業地帯過ぎると畑とガードレールと道路と車しかなく、水分少なく、自販機もなく、かなり
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