ある日のえんばー6/若乱
 
なり危なかった。「あそこまで行ったらあの家に水道借りよう」とか思いながら歩いた。とても暑かった。
なんとか自販機見つけ、買い、飲む。無人にみえるカフェ(?)の残骸(?)のようなところに、自販機だけ元気に営業していた。その後も上り下りをかなり限界な感じで歩き続ける。
山道過ぎて、下り坂、山の間、トラックの過ぎる隙間に小さく海が見えて、(ああ!!)と写真をパチリ。坂途中のトラック休憩所レストラン、結構沢山人がいて、(こんなところにどうして人が来るんだ、と思った)みたいなところの自販機で水分。この日は結構つらくて、長ズボンまくったりした。裸足にサンダルだった。
道の駅スルーして、海岸線へ大きな道路橋の下で休憩。少し歩くと、どかーーん、と海。
白須賀海岸に出たときは、はああーっ!て感じ。砂浜歩く。
誰も足跡つけていない、波の靄、遠くまで誰一人いない、波音、風、さらさら、晴天、を絶望と疲労と汗でぐちょまみれになって歩く。もこもこ、ふかふかの砂で、一歩一歩深々と足跡がついた。縁で厚みのある波で力強かった。海鳥。 随分歩くと人影ちらほら。
(つづく…)
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