夢の国/秋葉竹
まった
あたしの詩が、
どうしてこんなに軽っぽいのか?
いーや、それも、違うんだ
あたしの、軽っぽいわけじゃないよ、
あたしの、『軽い(!)』んだ!
なーんにも、考えたりできないから。
人の世の、
苦しみや、哀しみや。
喜びや、ウキウキや、
絶望や、希望さえ。
どんな、因果な物語さえ、
なーんにも、考えたりできないから。
おー、いえ。
そうだぜ、べいべい。
この世の、
ありとあらゆる
地球上にあるものすべてが
あたしにとっての宝物なのさ、
ってね、
そんなだれもが守ることのできる
世界にいま必要なもの、
愛なんかじ
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