サナギズム/完食
 
論づけている。

アゲハズムはヒガシダ文庫から出ていたが、現在絶版である。

3.
ポストサナギズム、もう一人の立役者、ミソソ・ミソレッドは著書「未来のサナギズム」の中で「必ずアゲハである前に蛹で無くてはならない」というふうに述べている。

ミソソ・ミソレッドはもともとポストサナギズムの人間であったが
袂を分かってイッショウサナギズムへと進化していく。
イッショウサナギズムとは一生サナギでいたい、という自堕落な欲求そのものだった。
その背景には、1982年に最愛の人ミソパンコと死別したことも関係しているのであろう。

4.
現代、サナギズムは衰退し、学校
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