逃げられない真っ白な希望/秋葉竹
 
れたり、
その情熱をウザいっていわれたり、
『いったいあたしゃ、どうすりゃいいのよ』
状態なときもあったから、
そのときのこと、思えば、ね?

いるだの、
いないだのは、
あたしが勝手に決めるから!

だって、
人は、『自らに、依って立つべき愚かな生き物』、
でしょ?

嫌われるの、
わかっていても、
こんなところに、いつづけなければならない、

それもせずに、
すべてを他人に委ねたまま、
まさか、逃げるわけには、いかないわ。
そんなことでは、
あたしが、すたるわ。

だから、あたしは、
現在最高の微笑みを浮かべ、
微笑みでその相手を黙らせようと
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