慈ヒタリス・パーク/遼旅
 
バン
 しごきうるわしう家を空けた
 三日ぶるりが静物の少しをずらし
 事後より先の女胎森に浴しやつれた
 王下の墓につどう
 チタンザーメンの蒸れは海びフラテ
 ひとつかみ猿の肉ほうぶる
 カーニヴァナーナちゃんこと
 おねえさんはまるで人間が来たとばかりにやさしかった
 しごいたその手で見とどけてくれて
 花向かせよ
 ポロロンの泣き琴にいびられた
 マリファナ・フェラ・マリア
 のだるい残照を陰撫する
 暗い感情の底から明るい記号の空へフィッシュした
 白鯨が絶頂は言なきをはかなみ
 ねーちょらるな感傷が
 夕日に朽ち枯らピロピロ
 黙り 切み 臭 いきれ
[次のページ]
戻る   Point(1)