慈ヒタリス・パーク/遼旅
バン
しごきうるわしう家を空けた
三日ぶるりが静物の少しをずらし
事後より先の女胎森に浴しやつれた
王下の墓につどう
チタンザーメンの蒸れは海びフラテ
ひとつかみ猿の肉ほうぶる
カーニヴァナーナちゃんこと
おねえさんはまるで人間が来たとばかりにやさしかった
しごいたその手で見とどけてくれて
花向かせよ
ポロロンの泣き琴にいびられた
マリファナ・フェラ・マリア
のだるい残照を陰撫する
暗い感情の底から明るい記号の空へフィッシュした
白鯨が絶頂は言なきをはかなみ
ねーちょらるな感傷が
夕日に朽ち枯らピロピロ
黙り 切み 臭 いきれ
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